Digital Art Festival 2008

 お台場のPanasonic Centerで開かれたDIGITAL ART FESTIVALに行ってきました。
 そんなに広い会場ではなく、展示のほとんどがデジスタのものです。
 BS見られないせいで最近はデジスタ見ていないので結構新鮮に味わえました。ただ疲れていたせいで混んでいるところはささっと飛ばしてレポート出来ずです。後から聞いたらやはり面白いものが多かったようです。

Mountain Guitar 金箱淳一

 Mountain Guitar はエアギターで演奏できるていうおもちゃ的なもので、GAINER本で知っていたしMake Tokyo Meetingでも見たと思うけど、かなり完成の域に近づいていた。操作している感覚が簡単かつ的確に得られて壮快。実際ちょっとストレス溜まってたからもっと演奏したかった。3000円なら確実に買います。5000円でも買う。

ASOBI TELEVI 川和田将宏

 リモコンで番組を選択する+再生機能色々つかって動画集みたいなテレビです。リモコンの数字の数だけ、つまり12個の動画が収められていて、それを見て行くのだけど、ただ再生するのではなくて、巻き戻しや早送りなどの機能を使って遊べる。発想自体は独特なものではないものが多いけど、一個一個ではなくパッケージとしてまとまってたなと思います。その人のポートフォリオが置いてあってそちらを見たら発想にがつんとやられ過ぎて困った。社会コードをハックするというか、枠組みそのもので遊んだりとか。やりたい方向性のひとつ。

曖昧かるた 阿藤知世

 ゆるーいかるたをやっていた。ゲームとしてではなく、会話のネタとして使うかるた。アーティストが座ってて司会をやっているのだけど、人扱い上手過ぎて居心地が良かった。この作品のポイントはアーティスト本人のキャラですね。お茶しながらしたい。

ぺこ〜ぼくのおうちへようこそ〜 もりうちひさし

 パフォーマンス。全く期待してなかったけど、始まったらぶっとんでて面白かった。
 スピーカーのついた箱の中に入った人間が中で歌ってそれをスピーカーから音楽と一緒に出力しながら踊るんだけど、生足が突き出した箱が踊ってる。獅子舞のようでもある。シュールさに笑うのとは違ってなんで笑ってたのか分からないけど笑ってました。 50代くらいのサラリーマンが出す哀愁が出る芸風。四角い箱が回転する様が、ダイナミックで面白かった。人間比で見ると巨大な四角い箱が踊っている様には圧倒されました。

ムービーがこちらにあります
http://www.nhk.or.jp/digista/hall/artworks/080926.html


(追記)
 完全に忘れてたんですが、ヨーロッパ系の名前の人のCGアニメがふたつ展示してありました。片方は普通にプロジェクターで投影する一画面の作品。もうひとつは、二面の液晶を向かい合わせにしていました。視線を右左にやる必要があってなかなかめんどくさい。そもそも僕は多面の画面を使うのにあまり面白みを感じないですね。
 内容は映像自体は壮大だけど抜けてる感じのキャラがあーだこーだしてるという人を食ったようなものでした二つとも。画面が一つなのは、うさぎの巨大ロボが霧の深い山らしき場所をのしんのしんと行くだけで。掛け声のような変な音とあいまって楽しい感じ。二画面の方は恐竜みたいなやつの首にミサイルが次々と刺さり、恐竜が被ってた王冠が落ち、津波がやって来るての。書いててすごくばからし*1

*1:褒め言葉